2013-07-25

歌仙桜、再び

皆さんこんにちは。
八幡宮の境内には、蝉の大合唱が響いています。
今年は雨の少ない梅雨のあとに厳しい暑さがやってきたため、変化の激しさについていけませんでしたが、蝉たちの声を聴いて、やっと夏が来た実感が湧いてきました。

ところで、社報夏号でもお知らせしました通り、現在神社では歌仙桜(かせんざくら)の再興を進めています。
このブログで初めて知られた方のために、歌仙桜の紹介をしましょう。

歌仙桜2

現在の富岡八幡宮は、境内に楠や銀杏などが生い茂り、都心とは思えない豊かな森を作っています。
その中で桜というのはごくわずかなのですが、実はかつての境内は桜の名所でした。
特に正徳年間(1711年から1716年)に度会園女(わたらいそのじょ ※松尾芭蕉門下の女性俳人)が植えた36本の桜は歌仙桜と呼ばれ、春の八幡宮を大変美しく彩っていたようです。
その様子は数々の錦絵にも見られ、江戸の人々にとって、いわゆる定番お花見スポットだったようですね。

その後震災や空襲でたびたび焼失しましたが、その都度復興が試みられました。
ただ残念ながら戦後の復興については定着がかないませんでした。

ご存知の方も多いかと思いますが、八幡宮周辺には桜の名所が多数あります。
春には「お江戸深川さくらまつり」と称し、大々的なイベントが行われるほどです。

そのような深川の八幡様から桜の面影が失われて久しいのは誠に残念だとの声をいただき、このたび歌仙桜の復興が計画されたのです。
数はかつてのままに、36本です。

歌仙桜1

神社役員等の方にご協力をお願いしましたところ、皆様非常に快く願い出てくださいました。誠にありがとうございます。
また、数の都合上ご遠慮いただいた皆様には、大変申し訳ありません。
次回同様の企画がなされた時にはまたお知らせをいたしますので、よろしければ是非その折にご協力いただければと思います。

歌仙桜、ふたたび。
春の富岡八幡宮を、どうぞ楽しみにお待ちください。

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